フィギュアスケートの世界一を決める世界フィギュアスケート選手権大会(通称:世界フィギュア)が、
今年は日本で開催されています。
世界フィギュアとは
世界フィギュアスケート選手権(せかいフィギュアスケートせんしゅけん)は、国際スケート連盟 (ISU) が主管轄で行うフィギュアスケート単独の大会としては最大の大会である。男子、女子、ペア、アイスダンスの4種目が行われる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9
国際スケート連盟のランキング算出ポイントでは、オリンピックと同等の高い格が与えられている。
各国の大会出場枠は最大3名(組)で、この大会の成績(3名派遣の国は上位2人、その他の場合は全出場選手の成績)で翌年の世界選手権の(翌年にオリンピックがある場合はオリンピックも)出場人数が決められる。
オリンピックなどの大会を除いた、
フィギュアスケートの単独大会としては、
世界最大規模の大会であり、
国際スケート連盟のランキング算出においては、
オリンピックと同等の扱いとなる格式の高い大会です。
日本人の世界選手権の金メダル獲得者は、
男子では、2010年に高橋大輔選手が初の獲得を果たし、
その後、羽生結弦選手が2014年、2017年の2回金メダルを獲得しています。
女子では、1989年に伊藤みどり選手が始めて優勝。
その後、1994年に佐藤有香選手、2004年に荒川静香選手、
2007年、2011年と安藤美姫選手が2回、
2008年、2010年、2014年と浅田真央選手が3回と5名、のべ8回の王者が誕生しています。
日本は、伝統的に、どちらかと言えば、女子の方が強い時代が長く続き、
その後、日本の女子の選手が少し低迷してきた頃に、
男子が強くなり(というか、羽生結弦の1強時代)、といった風に、
男女とも強い時代というのが今まではあまりなかった印象ですが、
今は、男女ともが強いですよね!
男子では、羽生結弦選手に宇野昌磨選手、
女子は紀平梨花選手と坂本花織選手はいずれも優勝を狙える選手です!
しかも、今回は、2014年以来5年ぶりの日本での開催。
否が応でも、期待せずにはいられません!!
世界フィギュア歴代結果(過去10年)
男子
開催年 | 開催地 | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
2008 | イエテボリ | ジェフリー・バトル | ブライアン・ジュベール | ジョニー・ウィアー |
2009 | ロサンゼルス | エヴァン・ライサチェク | パトリック・チャン | ブライアン・ジュベール |
2010 | トリノ | 髙橋大輔 | パトリック・チャン | ブライアン・ジュベール |
2011 | モスクワ | パトリック・チャン | 小塚崇彦 | アルトゥール・ガチンスキー |
2012 | ニース | パトリック・チャン | 髙橋大輔 | 羽生結弦 |
2013 | ロンドン | パトリック・チャン | デニス・テン | ハビエル・フェルナンデス |
2014 | さいたま | 羽生結弦 | 町田樹 | ハビエル・フェルナンデス |
2015 | 上海 | ハビエル・フェルナンデス | 羽生結弦 | デニス・テン |
2016 | ボストン | ハビエル・フェルナンデス | 羽生結弦 | 金博洋 |
2017 | ヘルシンキ | 羽生結弦 | 宇野昌磨 | 金博洋 |
2018 | ミラノ | ネイサン・チェン | 宇野昌磨 | ミハイル・コリヤダ |
女子
開催年 | 開催地 | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
2008 | イエテボリ | 浅田真央 | カロリーナ・コストナー | 金妍兒 |
2009 | ロサンゼルス | 金妍兒 | ジョアニー・ロシェット | 安藤美姫 |
2010 | トリノ | 浅田真央 | 金妍兒 | ラウラ・レピスト |
2011 | モスクワ | 安藤美姫 | 金妍兒 | カロリーナ・コストナー |
2012 | ニース | カロリーナ・コストナー | アリョーナ・レオノワ | 鈴木明子 |
2013 | ロンドン | 金妍兒 | カロリーナ・コストナー | 浅田真央 |
2014 | さいたま | 浅田真央 | ユリア・リプニツカヤ | カロリーナ・コストナー |
2015 | 上海 | エリザベータ・トゥクタミシェワ | 宮原知子 | エレーナ・ラジオノワ |
2016 | ボストン | エフゲニア・メドベージェワ | アシュリー・ワグナー | アンナ・ポゴリラヤ |
2017 | ヘルシンキ | エフゲニア・メドベージェワ | ケイトリン・オズモンド | ガブリエル・デールマン |
2018 | ミラノ | ケイトリン・オズモンド | 樋口新葉 | 宮原知子 |
世界フィギュア2019 スケジュール
3月20日
- ペアSP
- 女子SP
3月21日
- ペアFS
- 男子SP
3月22日
- アイスダンスRD
- 女子FS
3月23日
- アイスダンスFD
- 男子FS
ここまでの結果
女子SP
まずは、女子SP。
首位に立ったのは、ロシアのザキトワ選手。冒頭の連続3回転に着氷し、ジャンプはノーミス。
自己最高の82・08点で首位発進です。
2位に立ったのは、自己最高の76・86点を獲得した坂本花織選手。全日本選手権女王として、
堂々の日本人トップです!
注目の紀平梨花選手は、冒頭のトリプルアクセルのミスが響き、70・90点で7位。
しかし、紀平の今季6勝は、フリーは全てトップ。うち4度は逆転劇を演出。
フリーが得意で、逆転劇を演じるメンタルの強さも持ち合わせているので、
逆転優勝に期待しましょう!
ちなみに、紀平選手が優勝を果たすと、浅田真央選手の記録を抜き、日本人史上最年少優勝となります!
男子SP
男子SPの注目は、怪我から復帰し、約4ヶ月ぶりにリンクに立つ絶対王者・羽生結弦選手です。
羽生選手は、冒頭の4回転サルコウが2回転となるミスが響き、94.87点で3位スタート。
しかし、羽生選手なら何かを起こしてくれそうな気がしてしまうのが、羽生選手たる所以。
逆転優勝に期待しましょう。
宇野昌磨選手は91.40点で6位。ネイサン・チェン選手が107.40点で首位に立っています!
さいごに
本日(22日)には、女子のFS、また、明日(23日)には男子のFSが控えています。
女子の紀平選手、男子の羽生選手の大逆転劇に期待しましょう!
~ここから追記~最終結果
女子FS
優勝したのは、平昌(ピョンチャン)オリンピックの金メダリスト、
アリーナ・ザギトワ(ロシア)選手。
フリーで155・4.2点、ショートとあわせて合計237.50点で初の世界選手権優勝!!
2位には、カザフスタンのトゥルシンバエワ選手が入りました!
なんと、女子のシニア選手で初の4回転を決め、 合計224.76点で堂々の2位です!
3位にはエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が入りました。
得点は、ショート・フリーの合計223.80点。
今季は不振に陥っており、練習拠点をロシアからカナダに移したことで「裏切り者」扱いを受けたりと、
決して順調なシーズンではありませんでしたが、結果を出しましたね!
日本人は、紀平梨花選手が223.49点で4位、
坂本花織選手が合計222.83点で5位、
宮原知子選手が合計215.95点で6位と、惜しくもメダルには手が届きませんでした。
男子FS
男子を制したのは、ネーサン・チェン(アメリカ)。
フリー216.02点、合計323.42点。これは、どちらも、世界最高点。
さらに、チェン選手は、昨年に続き世界選手権連覇を達成です。
2位は羽生結弦選手。
フリー206.10点、合計300.97点。この時点で(直後のネイサン・チェン選手の得点がでるまで)は、
現行ルールに改正後、世界最高得点という、非常にレベルの高い戦いでしたが、惜しくも2位。
ですが、怪我からの復帰戦、4ヶ月ぶりのリンクで これだけの演技が出来る羽生選手はさすがですね!
3位はビンセント・ゾウ(アメリカ) 。フリー186.99点、合計281・16点でした。
宇野昌磨選手は、フリー178.92点、合計270.32点で4位。惜しくもメダルに手が届きませんでした。
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