ツールド熊野 2018(Tour de Kumano 2018)

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私の趣味の一つでもある『ロードバイク』。
そのロードバイクの世界規模の大会が、
私が移住してきた和歌山の隣、三重県の熊野市で行われました。
その名も『ツール・ド・熊野(Tour de Kumano)』。

世界規模の大会を見られる機会なんてそうそうありませんので、
6月2日に行われた、第2ステージの熊野山岳コースを観戦しに行ってきました!!
第2ステージの熊野山岳コースの舞台は丸山千枚田です。

観戦することになったきっかけですが、
私が働いている職場でお世話になった方がこの丸山千枚田に住んでいて、
何気ない日常会話の中で、私が自転車が好きでロードバイクに乗っていると言う話をしたら、
「オレの住んでいる地域で、自転車の世界大会が開催されるから見に来たら?」
と言ってもらったこと。
この方は、毎年、地元で行われるこの大会を楽しみにしているみたいで、
大会のボランティアにも毎年参加されているみたいで。
すごく熱心に誘ってくださり、また、自分も非常に興味があったので、
嫁さんと2人で見に行くことにしました。

丸山千枚田(まるやませんまいだ)は、三重県熊野市紀和町丸山地区にある白倉山(標高736m)の南西斜面を利用した棚田群。
千枚田と言われるが、実際には高低差160m(標高90-250m)の谷合に約1,340枚(7ha)の棚田がある。最も小さい田は、1枚で0.5m2しかない[。棚田の法面は野面積み(のづらづみ)を主とした石積みであり、西日本に多く見られる方式である]

https://ja.wikipedia.org/wiki/丸山千枚田

全国各地に千枚田はありますが、
この丸山千枚田は、日本の棚田100選にも選ばれ、
1340枚の規模は日本最大級だそうです。
また、その景観は日本一と称され、全国各地から写真家が写真を撮りにくるほどの美しさです。

私たちが観戦に行った6月頃は、田んぼに水が張られ、
朝日や夕日が反射する光景が、写真家達にも人気みたいで、
たくさんの写真家の方が訪れていました。

なかには、ツールド熊野が行われていることを知らずに写真を撮りに来られている方もいて、
「千枚田の写真を撮りにきたのだけど、こんなイベントが行われているなんてラッキー!ついでに写真撮っていこう!」なんて言ってる方もいました!(笑)

また、丸山千枚田では、毎年6月から7月頃にかけて「虫おくり」という行事が行われます。
夕方になると棚田に明かりが灯され、非常に幻想的な風景が広がります。

【丸山千枚田へのアクセス】

ぶっちゃけ、アクセスはめちゃめちゃ悪いです(汗)。
和歌山、三重がある紀伊半島は高速道路がまだ完全に一週していないので。
とりあえず、海岸線沿いの国道42号線まででてもらい、
そこから山方向へ10~15分ほど登っていったところにあります。
私も、初めて、この丸山千枚田に来ましたが、ほんとに風光明媚な場所で、
すごく素敵な場所でした!!

私の写真の技術が追いつかなく、良さが上手く伝わらないかとは思いますが、
写真家さん達が撮影しに来るのもわかる。
私も、来年は、もっと写真を上手に撮れるよう鍛錬して参戦した思いました。

ツール・ド・熊野とは?

少し話が逸れてきてしまいましたので、話を自転車に戻します。
さて、では、ツールド熊野とは、どんな自転車レースなのでしょう?

ツール・ド・熊野(ツール・ド・くまの、Tour de Kumano)は、世界遺産に登録されている、熊野古道を舞台に、例年5月下旬から6月上旬に4日間で開催される自転車競技、ロードレースのステージレース大会。2008年の開催より、UCIアジアツアー2.2に指定されている。

1999年、『3DAY ROAD 熊野』実行委員会(2007年より特定非営利活動法人 SPORTS PRODUCE 熊野に名称変更)の運営により開催。2008年の開催では、第1ステージは、熊野川の支流である赤木川、第2ステージは、熊野山道、最終ステージは、太地をそれぞれ舞台に行われた。2009年より、初日に個人タイムトライアルが組まれる(2日目以降は2008年の1-3ステージと同様の日程が組まれている)ため、4日間開催となる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ツール・ド・熊野

UCI(国際自転車競技連合)認定の国際競技です。
自転車競技のランクってけっこう分かりにくい(自分があんまり詳しくないだけですが・・)んですよね。
まずは、トップクラスのUCIワールドツアーというのがあって、
これが、ロードレースのプロツアーの最高峰。
自転車レースで有名な『ツール・ド・フランス』とか『ジロ・デ・イタリア』などは、
ここに属します。

さらに、ワールドツアーのなかでも、カテゴリーが1~5までに分かれています。
参加するチームも世界のトップチームがずらり。
日本人として初めて、『ツール・ド・フランス』と『ジロ・デ・イタリア』の2大レースを完走した、
日本を代表するレーサーである、新城幸也選手が所属する「バーレーン・メリダ」もこのクラスに属しています。

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『ツール・ド・フランス』見るならスカパー!で

下部ツアーとして、UCIコンチネンタルサーキットという、
アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの5大陸ごとに行われるシリーズ戦があります。

このコンチネンタルサーキットもカテゴリ分けされていて、
HC、クラス1、クラス2の3つ。カテゴリ毎に参加出来るチームなどの規定があります。

HCにカテゴライズされる主なレースは「ジャパンカップ」、
クラス1にカテゴライズされる主なレースは、「ツアー・オブ・ジャパン」など。

ツール・ド・熊野が属するのは、クラス2。
世界規模のレースには属しているものの、
決してトップクラスのランクに属する大会ではなく、
そこまで大規模な大会ということではないので、
私のような自転車競技観戦初心者が観戦するにはおすすめの大会。

後で、画像や動画を載せますが、かなり近くでレースを見られるので、
観戦するのにはちょうどいいというのが正直な感想。
特に、第2ステージの熊野山岳コース(丸山千枚田)は、
アクセスも良いとは言えない僻地のようなところにあるので、観戦者もそんなに多くない。
場所取りもそこまで必要なく、間近を通過する自転車の大迫力を感じられますし、
大迫力の画像や動画を撮りたいっていう方にはかなりおすすめです!
ほんとに、自転車が間近を通過するので、迫力満点でしたよ!

ちなみに、日本で開催されるUCI認定レースは

  • ツール・ド・北海道(9月に北海道で開催)
  • ジャパンカップ(10月に栃木県で開催)
  • ツアー・オブ・ジャパン(5月に大阪・堺、京都、三重・いなべ、岐阜・美濃、長野・南信州、静岡・富士山、静岡・伊豆、東京で開催)
  • ツール・ド・熊野(6月に三重県・熊野市で開催)
  • ツール・ド・沖縄(11月に沖縄で開催)

の5つがあります!!

ツール・ド・熊野観戦記!!

ツール・ド・熊野2018 第20回大会

ツール・ド・熊野は、今回、20回目の記念大会でした!

本当に風光明媚な場所で、
自分もここをロードバイクで走ったらめちゃめちゃ気持ちいいだろうな?
なんて考えながら、観戦していました。
(こんなヒルクライム、そんな余裕ないか。汗)


私が観戦した第2ステージは、日本でも屈指の山岳コースだそうです。

こんな近くを疾走するロードバイクを見られるなんて感激!!

メンテナンスカーもかっこいいですね!

暑さにバテてる嫁さん(笑)。

本格的なロードレースを観戦するのは初めてでしたが、
本当に迫力があって、非常に楽しかったです!
レースの様子の動画はミラーレス一眼で撮ったので、
動画と一緒にYouTubeにあげましたので、こちらからどうぞ!

ホントに近くで白熱のレースが見られますし、
下手な有名レースを見に行くより、断然自転車の魅力が味わえます!

観戦するのにはめちゃめちゃおすすめのレースですので、
機会がある方はぜひ見ていただきたいレースです!

ツール・ド・熊野歴代優勝者

開催年優勝者国籍
2008年清水都貴日本
2009年ヴァレンティン・イグリンスキーカザフスタン
2010年アンドレイ・ミズロフカザフスタン
2011年フォルトゥナート・バリアーニイタリア
2012年フォルトゥナート・バリアーニイタリア
2013年ジュリアン・アレドンドコロンビア
2014年フランシスコ・マンセボスペイン
2015年ベンジャミン・プラデススペイン
2016年オスカル・プジョルスペイン
2017年ホセ・ビセンテ・トリビオスペイン
2018年マーク・デマールオランダ

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