タイガー・ウッズ完全復活!!【14年振りのマスターズ制覇】

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【タイガー・ウッズ完全復活、5度目のマスターズ制覇、11年振りのメジャー制覇】ゴルフ・マスターズトーナメント2019【結果速報など】
ローリー・マキロイのキャリア・グランドスラムなるか? タイガー・ウッズはメジャー15勝目なるか? 松山英樹は日本人初のメジャー制覇なるか? 注目のマスターズ2019が始まります!!

こちらの記事でも書きましたが、タイガー・ウッズが完全復活!!

タイガー・ウッズ、メジャーで復活優勝!!

やはりタイガーが強いとゴルフが盛り上がる!!
今回のマスターズのサンデーバックナインは、
まさにタイガーの為にあったといっても過言ではないほど、
多くのパトロンがタイガーを取り囲み、
タイガーの一挙手一投足に一喜一憂していましたね。

2009年にセックススキャンダルで世間を騒がし、ツアーを離脱。
ここからタイガーの順風満帆なゴルフ人生は音を立てて崩れていきます。

膝や腰などの度重なる怪我に悩まされ、
痛み止めの薬を服用し、酩酊状態での車の運転をして逮捕・・・。

肝心のゴルフのプレーにも精彩を欠き、復活しては欠場の繰り返し。
2016年2017年シーズンはメジャー全試合を欠場。
2017年11月には世界ランク1199位まで落ち、引退もささやかれた。
「もう復活は無理だろう・・・」
この時点でのタイガーはまさに地に落ちた状態でした。

しかし、2018年シーズンにツアーに本格復帰し、
メジャーでは全英オープンで6位、全米プロで2位と復活の兆しを見せ、
プレーオフ最終戦のツアー選手権で5年ぶりのツアー優勝。

それでも、メジャーで勝つのは難しいんじゃないか?という見方もありました。
しかし、タイガーはメジャーで勝つ準備をしっかり整えていました。

トップと2打差の2位タイでスタートした最終日。
ウッズを取り囲むパトロンの全てが、タイガー復活を期待し声援を送るという、
非常にプレッシャーのかかるシチュエーションの中、
そんな重圧をものともしないかのような落ち着いたプレーで、
復活優勝後初のメジャー大会で、早くもメジャー制覇!!

さすが、スーパースター!!さすが、タイガー!!

5月に行われる全米プロは、会場がベスページ(2002年に全米オープンで優勝)、
6月の全米オープンはペブルビーチ(2000年に優勝)と、ウッズとは相性がいい。
メジャー連勝、そして、7月に行われる全英オープンまで、メジャー4連勝、
年間グランドスラム 達成も夢じゃない?と思わせてしまうのが、
タイガーがタイガーたる所以でしょうか?

タイガーの「伝説の第2章」がここから始まります!!

今回のタイガーの優勝は記録ずくめ?

今回のマスタース制覇で、タイガーはメジャー通算15勝目。
ジャック・ニクラウスが持つメジャー最多記録18勝まであと3つに迫りました。

また、米ツアー通算81勝目で、サム・スニードの米ツアー最多82勝まであと1つ。

また、今回でマスターズ通算5勝目。
ジャック・ニクラウスのマスターズ6勝までもあと1勝。
さらに、マスターズでは、
1986年に同じくジャック・ニクラウスが46歳で制覇して以来最年長の43歳での優勝!
さらにさらに、マスターズ初優勝から22年の歳月を経ての優勝は、
同じくジャック・ニクラウスに次いで、史上二人目。
それどころか、ウッズは、マスターズで2005年以来14年振りの制覇。
14年ぶりの優勝は、
1961年から1974年のゲーリー・プレーヤーを抜く、
マスターズ史上最長ブランク記録。
『帝王』と呼ばれるレジェンド、ジャック・ニクラウスに肉薄し、
並び、超越する記録を残したタイガーは、
『生きるレジェンド』というにふさわしいですね!

まさに、スーパースターの『世紀のカムバック』です!

そして、これは非常に意外なんですが、ここまでのタイガーのメジャーでの14勝は、
3日目までにトップに立ち、最終日で逃げ切るというパターン。
つまり、メジャーでの、最終日の大逆転劇は今回が初!だそうです。

また、こんな事は日本以外で報じられることはないですが、
(ていうか、日本でもこんなくくりで報道している記事は今のところ見当たりませんが・・・)
個人的に気づいてしまったのですが、
今回のマスターズは、『平成最後のマスターズ』そして、
次にメジャーが行われるのは、5月に行われる「全米プロ」なので、
『平成最後のメジャー大会』でもあるのです。
平成にもっとも活躍したゴルフプレーヤーであるタイガーが、
平成最後のマスターズ、平成最後のメジャー大会で劇的な復活優勝を遂げる・・・
なんて劇的な筋書きでしょう!!

また、タイガー個人の記録ではないですが、
通常マスターズの最終ラウンドは、2サムで1番からプレーするのですが、
悪天候が予想されたため、今回は、
3サムで1番と10番に分かれてスタートするツーウェイスタートが採用されました。
ツーウェイスタートが採用されたのは過去5回あるが、
最終ラウンドでこの形式が適用されたことはなく、マスターズ史上初となりました。

マスターズ2019後の世界ランキング

マスターズ終了後、4/14付の最新世界ランキングが発表され、
マスターズで優勝したタイガー・ウッズは12位から6位に浮上した。
タイガーが、世界ランキングトップ10に復帰するのは、2014年以来で、
約5年振りの事となります。

上位陣は、ダスティン・ジョンソンが1位に復帰し、
ジャスティン・ローズは2位に後退。
ブルックス・ケプカが3位となった。
4位・ローリー・マキロイ、
5位はジャスティン・トーマス。

日本勢は松山英樹は26位をキープ、
他には100位以内に小平智(68位)、今平周吾(77位)となっています。

2019年4月14日付け 男子世界ランキング

1位:ダスティン・ジョンソン
2位:ジャスティン・ローズ
3位:ブルックス・ケプカ
4位:ローリー・マキロイ
5位:ジャスティン・トーマス
6位:タイガー・ウッズ
7位:フランチェスコ・モリナリ
8位:ブライソン・デシャンボー
9位:ザンダー・シャウフェレ
10位:リッキー・ファウラー
—————————————-
26位:松山英樹
68位:小平智
77位:今平周吾

さいごに

スーパースターの世紀のカムバックに沸いた今回のマスターズ!
次のメジャー大会は、昨年までは8月に行われていた、5月に行われる全米プロ。
タイガーのメジャー連勝、メジャー通算16勝目に期待ですね!!

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