みなさんは『ワラーチ』ってご存じですか?
ガチでランニングをしている人は知っている方が多いかと思いますが、
『ワラーチ』って何?って方も多いのではないでしょうか?


ワラーチとは
Huaraches are an open type of outdoor footwear, consisting of a sole held to the wearer’s foot by straps passing over the instep and around the ankle. The common understanding is that these sandals were a variant of traditional Mexican huaraches, the difference being in design and construction.
https://en.wikipedia.org/wiki/Huarache_(running_shoe)
These sandals are favoured by minimalist runners for several reasons. They force the foot and the runner to run with a natural gait. They also help protect the foot from glass, gravel, and other debris.
In Christopher McDougall’s book Born to Run the author describes the Raramuri of the Mexican Copper Canyons teaching a fellow runner how to build huaraches.
はい。英語わかりません!笑
私の中学生レベル(?)の英語力で訳し、
また、もともと知っている知識と合わせてご説明しましょう。
『ワラーチ』とは、もともと、メキシコ北西部の先住民族タラウマラ族が履いていた、
サンダルのような、草履のような履き物のことです。
タラウマラ族は、日常的に長距離を走ることから走る民族と呼ばれています。
その事が、『BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”』という書籍で紹介され、
裸足感覚で気持ちよく走ることが出来るサンダルということで注目を集めるようになりました。
ワラーチに似た物(?)として『ルナサンダル』というものもあります。
ルナサンダルとは
創始者であるテッド・マクドナルドは、長い間、ギプスのように固定された最新のランニングシューズで走り続け、痛みに悩んでいました。
http://lotus-corp.jp/luna_sandals/index.html
ある時、それらのシューズを投げ出し、走り出すことにしました。すると、たちまち彼の足は解放され、
そこからベアフット・ランニングのパイオニアが生まれたのです。
2006年春、ベアフット・テッドは数人のエリート・ウルトラ・ランナー達とメキシコは北部に位置する「コパー・キャニオン」を訪れました。
そこでテッドは使い古しのタイヤから伝統のワラッチ・サンダルを作る名人で、
伝説の民族タラウマラ族の「マニュエル・ルナ氏」に出会い、その作り方とその哲学を伝授されました。
「ルナ・サンダル」はここから始まったのです。
その後数年が経った頃、テッドはシアトルのキャピトル・パークで興味深い兄弟に偶然遭遇しました。
ウェブデザイナーでお茶目な「ブッキー」とワイルドな「スコット」でした。彼らはまさにテッドが必要としていた人材で、
ここで始めて「ルナサンダル」が世に出る準備が整ったのです。
その6ヶ月後、「ルナサンダル」の生産はテッドのガレージから離れ、キャピトル・ヒルに工場を構えるようになり、
ウェブサイトも稼働し、現在に至ります。
ルナサンダルを作った会社の創業者が、ワラーチの製造方法や哲学を学び、
ベアフット(素足)ランニング用に開発したのが『ルナサンダル』です。
ベアフット・ランニング(裸足ランニング)の先駆け的存在です。
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ワラーチを自作して走るのが流行り!?
ネットで「ワラーチ」と検索してみてください。
恐らく、「作り方」とか「紐」とか「キット」など、
ワラーチを自作する為の関連ワードが並んでいるはずです。
また、楽天市場やAmazonなどで同じく「ワラーチ」と検索すると、
ビブラムのワラーチ作成用ソールキットが出てくると思います。
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そう。ワラーチは自作するものというのが、
ランニング界では、当たり前のような感じになっています。
私も、以前より、自作ワラーチに興味があったので、
ネットでいろいろ調べて作ってみることにしました!!
ワラーチを自作してみた
ワラーチを自作するにあたり、ネットでいろいろ調べたのですが、
調べている中で面白い記事を見つけました。

「超お手軽ワラーチ」「諸費用わずか200円!?」
ワラーチを作るのに、正直、そこまで値段がかかるものでもないですが、
それでも、ある程度本格的なものを作ろうと思うと、数千円程度かかりますが、
この作成方法なら、なんと200円!!10分の1以下の金額でできちゃいます!
しかも、作ったはいいけど、あまり自分に合っていなかったりしたらもったいないので、
これくらいの金額で作れるなら作ってみて、
ワラーチを体感してみようということで、この方法で作ってみることにしました!!
準備する物は、

100均で買ったビーチサンダルと、ゴム紐。
たったこれだけ!!
作り方も、ビーチサンダルの鼻緒部分に、
ゴム紐をくくりつけ、足首に巻いて結ぶだけ!!
文字で書いても分かりにくいので、
こちらの動画をご覧下さい!!
ほんと、簡単に作れますよ!!


自作したワラーチで走ってみた!!
自作したワラーチを履いて、走ってみました!!
全然あり!!これめちゃめちゃ使えますよ!!
走ってもズレてこないし、すごく走りやすいです!!
ワラーチの特徴ですが、普通のランニングシューズと違い、
かかとのクッションがないので、自然と、
フォアフット(ミッドフット)で着地するようになります。

私は、普段、キロ6分くらいのペースで走るので、
普段のランニングより、キロ1分くらい遅いゆったりとしたペースで走りましたが、
いつもより、ふくらはぎの張りが凄かったです!!
2日くらい筋肉痛になりました!!
当然、ランニングシューズと比べると、ほとんどクッションがないので、
その衝撃がかかっているのもあるかとは思うのですが、
それであれば、太ももの前側や膝などにももっと負担がかかっていてもおかしくないのですが、
太ももや膝の感じは、ランニングシューズで走った時とあまり変わらず。
これは、裸足に近い感覚で走ることで、足の裏やふくらはぎの筋肉をしっかり使えていることの証拠ではないでしょうか?
実際、走っている最中から、足指で踏ん張れている(地面を掴めている)感覚があり、
個人的には非常に走りやすかったです!!


ワラーチに挑戦する時は、走るスピードや距離には注意が必要!!
これからワラーチにチャレンジしようと思っている方は、
いきなり早いスピードで走ったり、
いきなり長い距離を走るなどはしないよう注意してください!!
先述したように、ワラーチはクッション性がほとんどないので、
膝や腰にかかる負担が非常に大きいです。
また、今まで使えなかった足の裏の筋肉やふくらはぎ(ハムストリング)の筋肉などをけっこう使うので、
多少走っている方でも、筋肉痛になったりします。
特に、まだ、ランニング初心者のかたは、
はじめはウォーキングから試してみるとか、
少しずつ、ゆっくり走るなど、
怪我がないよう十分注意しながらチャレンジしてみてください!!

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